こんにちは、Webエンジニアのあかしぃです。
未経験からWebエンジニアになりたいなら、ポートフォリオの作成は必須と言っても過言ではありません。
エンジニアにとって、ポートフォリオは自分の技術力を証明する武器。また、自分はプログラミングに真剣に取り組んでいるという証拠にもなります。
ただ、「ポートフォリオを作れ!」って言われても、具体的にどうすればいいのかわからない・・・という人も多いと思います。
そこで、自分が実際にポートフォリオを作るにあたって取り組んだ内容や、ポートフォリオの作り方について解説していきます。
目次
最初に結論を書いてしまうと、
です。非常にシンプル。
これだけでは説明不足だと思うので、それぞれのステップについて詳しく解説していきますね。
その前に、「ポートフォリオとは何か?」についても簡単に解説しておきます。
プログラミング未経験者にとってのポートフォリオとは、要はオリジナルアプリ(またはサイト)のこと。
オリジナルアプリと聞くとハードルが高いように感じますが、そこまで大規模でしっかりしたものを作る必要はありません。もちろんクオリティが高いほうが評価も高くはなりますけどね。
また、アイデアも必ずしもオリジナルである必要はなく、TwitterもどきのようなものでもOK。
そこに何か一つでもオリジナルな機能を実装すれば、それで十分にポートフォリオとなりえます。
Webデザイナーや、フロントエンジニアを目指すなら、3ページ程度から成る自己紹介用のホームページを作るのもいいでしょう。
自分は「ぶろぐろぐ」というWebアプリを開発しました。また、ポートフォリオサイトも公開しているので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは本題に戻って、ポートフォリオの作り方について解説していきます。
まずはプログラミングの基礎(文法や構文)を学ぶために、Progate(プロゲート)を使って勉強しましょう。
Progateはプログラミング経験ゼロでもストレスなく勉強できるくらい、丁寧に解説、進行していくので、プログラミングデビューに最適です。
全ての講座(コース)を受講するには月額980円かかりますが、プログラミングスクールに通うことに比べたら格安。
この価格でプログラミングを勉強できるのはありがたい限りです。
毎日2時間ほど勉強すれば、2ヶ月程度でこのステップはクリアできます。
プログラミングと一言に言っても、たくさんの種類の言語があります。
そして言語ごとに主な用途が異なるので、まずは自分の興味のある業界の言語を学ぶことをおすすめします。
SIerでシステム開発をしたいなら「Java」や「C#」、Web系企業でWebサービスを開発したいなら「PHP」や「Ruby」、「Python」、iOSアプリ(iPhoneアプリ)を作りたいなら「Swift」・・・といった具合です。
全てを学ぶ必要はなく、どれか一つを集中的に勉強しましょう。
エンジニアになると結局いろんな言語や技術を使うことになりますが、それは就職してからで大丈夫。まずは一つの言語でポートフォリオを作ることに集中しましょう。
今回はWebエンジニアを目指す人を対象に、ポートフォリオの作り方を解説していくので、PHPやRubyを勉強することを前提に解説を進めていきます。
また、Progateには「コマンドライン」や「Git」といった、プログラミング言語ではないもののWeb開発には必須な技術の講座もあるので、これらもしっかり勉強しておきましょう。
具体的には、以下の講座を受講しておくことをおすすめします。
Progateのコースのうち、やっておくといいのは、
・HTML
・RubyやPythonなどの言語から一つ
・JavaScript
・Git
・コマンドライン
・SQLGitとかSQLはいつ使うんだコレ・・・?ってなるかもしれないけど、開発には必須&必須なので、1回は勉強して雰囲気を知っておくといいよ!
— あかしぃ@Webエンジニア (@akashi__akashi) 2018年11月19日
「多いなぁ・・・」と思うかもしれませんが、一つあたりのボリュームはそこまでないので心配しなくてもOK。
また、この時点では「何に使うんだこの技術」と感じるかもですが、後々活きてきます。
Progateはプログラミングの基礎を丁寧に教えてくれますが、Webアプリの具体的な作り方までは教えてくれません。
なので、プログラミングについてはなんとなくわかったけど、この後どうすればいいのかわからない・・・となりがちです(自分もそうでした)。
Railsチュートリアルはこの段階にいる人をもう一段引き上げてくれるサービスで、Webアプリの作り方を一から教えてくれます。
Progate → Railsチュートリアルと進めば、オリジナルWebアプリを開発するための下地は十分。自分もこの順番で進めてポートフォリオを作成しました。
Railsは、Rubyのフレームワークであり、開発はRubyで行うことになります。PHPやPythonは使えないので注意してください。
「フレームワーク」と聞いてもピンとこないかもしれませんが、ざっくり言うとWebアプリ開発に必要な機能や枠組みを提供してくれるもの、とイメージしておけばOK。
これだけ聞いてもまだよくわからないかもしれませんが、自分で使っているうちにイメージが固まってきます。
Rubyはプログラミング初心者でも書きやすく、Railsチュートリアルがあるおかげでポートフォリオ作成もしやすいのがメリット。未経験からWebエンジニア転職を狙う人は、まずはRubyを勉強するのがおすすめです。
また、Rubyは求人も多いので、転職活動にも有利に働きます。
そしてRubyでポートフォリオを作ったからRubyを使っている会社にしか就職できない・・・というわけではなく、Web系企業ならどこでも転職のチャンスがあります。
実際、自分もRubyを勉強しましたが、今の会社ではPHPを中心に書いているので。
Railsチュートリアルをクリアすればオリジナルアプリを作れる・・・と言いましたが、Railsチュートリアル踏破は決して簡単なものではありません。
ボリュームもかなりありますし、Progateに比べると格段に難易度も上がり、挫折したくなるようなポイントもたくさん出てきます。おそらく独学では厳しい・・・と感じる人もいるでしょう。
そうなった場合は、プログラミングスクールを検討してみるのもアリかもしれません。
ここまで勉強しているなら、スクールに入っても能動的に勉強できるはず。自分のわからないポイントを聞くためにスクールに通う、というのは賢い方法だと思います。
また、あまりお金をかけたくない・・・という人は、エンジニア勉強会に参加してみるのも一つの方法。
エンジニアは人に教えたがりなので、初心者だと伝えると丁寧に教えてくれますよ。
ポイントは、「プログラミングに詳しい人に質問できる」環境を作ること。
一人では3時間かかっても解決できなかったエラーが、人に聞くと5分で解決できた、なんてことがプログラミングではよく起こります。
独学で限界を感じた場合は、スクールに通うなり、勉強会に参加するなり、人に質問できる環境を意識的に作りましょう。
ちなみに、Railsチュートリアルをクリアするまでの時間の目安は、1日2時間勉強したとして3ヶ月〜4ヶ月程度です。
Railsチュートリアルをクリアできたなら、Webアプリの作り方を頭にイメージできるようになります。
ここまできたなら、あとはオリジナルアプリを作るだけ。ガリガリコードを書いて、ポートフォリオを作っていきましょう。
初めてオリジナルアプリを作る際のポイントは、あまり完璧なものを作ろうと思わないこと。最初から理想が高すぎると途中で挫折する要因になります。
すでに世の中に公開されているサービスの劣化版を作ろう・・・くらいのイメージでスタートしたほうが精神的にラクです。
そのくらいの心構えでも、開発しているうちに自分のオリジナリティが出てきて、結果的にオリジナルアプリになるはずですよ。
また、「自分が欲しいと思うサービス」を開発のアイディアにするものアリ。自分はスケジュール管理SNSのようなものが欲しかったので、ぶろぐろぐを作りました。
今になって見直すとあまり褒められた出来ではありませんが、転職活動においては高く評価してもらえ、2社から内定をもらうことができました。
ポートフォリオの有無が転職活動の結果に大きな影響を与えることは間違いないので、ショボい出来であってもサービス公開まで進めておくことをおすすめします。
今回紹介したロードマップの中で、最大の壁になるのはおそらくRailsチュートリアルです。
プログラミング言語の知識だけでなく、Webに関する総合的な知識が必要になるので、インターネットの仕組みなどに疎い人は苦労するはずです。
以下の記事では、エンジニアに必要な知識を学習できるおすすめの本をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
ポートフォリオ作成までの道のりがわかっているなら、あとはコツコツ進めていくだけです。
プログラミングに慣れないうちはとくに大変かもしれませんが、しばらくするとエンジニアとしての「勘」が鍛えられてくるので、だんだん楽に、そして楽しくなってきます。
よければ自分もTwitterで質問に回答したりできるので、ぜひ気軽に質問してくださいね。
November 25, 2018 - posted by akashixi