未経験からエンジニア転職した場合の年収の相場観は?|6社から提示された年収を公開します

こんにちは、あかしぃです。

未経験からエンジニアを目指すとき、やっぱり初年度の年収って気になるポイントですよね。

最初の会社で経験を積み、フリーランスやIT系メガベンチャー企業に転職して、ゆくゆくは高給取りエンジニアになる! だから一つ目の会社では年収よりも経験を重視!という人も多いとは思います。

ただ、やっぱり給料がモチベーションに与える影響って大きいですし、生活レベルにも大きく関わってくるので、最初からある程度もらえるに越したことはないはずです。

そこでこの記事では、未経験からエンジニア転職した場合、どれくらいの年収レンジになるかについて解説していきます。

未経験からエンジニア転職した場合の年収の相場観

自分は29歳、未経験の状態でエンジニア転職をしました。

転職活動の際、「自社サービス開発企業2社、SES企業2社、派遣エンジニア案件2つ」の内定をいただいたので、そのときに提示された年収を公開します。

自社サービス開発企業A社

自分が現在働いている会社です。主に使用している言語はPHP(Laravel、CakePHP)とVue.js。

提示された年収は450万円ほどでした。正直、この数字を見たときは「そんな貰えるの!?」って思いました。ネットの求人なんかを見ていると、未経験エンジニアの年収は300万円前後が相場だったからです。

年収交渉のときに、「フリーランスになる前の前職が360万円くらいだったので、それくらい貰えると嬉しいです」と伝えると、「じゃあそれよりは高くします」と言ってくれて、この年収になりました。

MEMO
ちなみに、この金額にはみなし残業代が含まれているので、残業代は出ません。ただ、残業はほぼゼロなので、あまり関係なさそうです。

自社サービス開発企業B社

この会社は、RailsとAngular.jsがメイン技術でした。

提示年収は300万円。年俸制なのでボーナスはなし。この会社も残業は基本ゼロなので、昇給以外ではこれ以上給与が増えることはないとのことでした。(交通費は出ます)

ここでも同じく、前職と同じくらいだと嬉しいです・・・!と交渉しましたが、未経験の人にこれ以上出すのは厳しいと言われてしまいました。

自分のこのくらいの年収が相場だと思っていたので、それ以上の交渉はしないことに。内定消えたらとても辛いですし。

ただ、年に2回の昇級チャンスがあり、2年目になると100万円近くアップする人が多いと言っていたので、未経験だからといって不遇な扱いを受けるという感じではなさそうでした。

SES企業C社

給料が安い、待遇も悪いとあまり評判の良くないSES系企業。ただ、未経験でも入りやすいのは事実なので、自分もいくつか応募しました。

C社が提示してくれた年収は240万円。まぁ安いですよね・・・。ボーナスはなしで、月20万円がベース給与ということでした。残業代については聞いてないけど、出たのかな・・・?笑

そのときは、エンジニアとして早く働き始めるのが最重要!と考えていて、自社開発系に全て落ちてしまった場合は、SESに入社するつもりでした。

ただ、「SESに入ってもエンジニアとしての経験を積めるかわからない」というリスクがあることを最近知ったので、もう一度転職活動をやり直すとしたら、ギリギリの状況になるまでSESへの入社は避けると思います。

SES企業D社

提示年収は250万円くらい。東京で250万円は厳しいっす・・・。

派遣案件E

自分は雇用形態にはあまりこだわりがなかったので、エンジニア派遣として働くことも考えていました。経験さえ積めれば、転職のハードルはグンと下がるはずと考えていたので。

意外に未経験でも案件があるみたいで、2つの案件を紹介してもらい、どちらからも内定が出ました。

そのうちの一つが案件E。派遣は時給ベースで給与が支払われます。案件Eは時給1,800円だったので、月に160時間働くとしたら、月収は28万8,000円の計算に。年収にすると350万円くらいですね。

あれ? SESで正社員するより、派遣のほうが条件良くない?と思いました笑 もちろん、SESは正社員雇用なので、雇用の安定感ではSESのほうが上ですが。

案件Eで使う技術は、HTML、CSS、Javascript、Javaとのことでした。フロントエンド寄りの案件だった気がします。

派遣案件F

案件Fは条件が良くて、

  • 時給2,000円
  • 少人数チームでのスクラム開発
  • 使用技術はRails
  • 私服勤務

みたいな感じでした。月160時間働くと、月収は32万円。年収では400万円弱になります。

未経験OKの派遣案件の多くはJava系で、自分の希望するWeb系とは異なっていたんですが、しっかり探せばRailsやPHPを使う案件もありました。

この案件と自社開発企業Aとで結構揺れたんですが、よりエンジニアとして成長できそうなのはA社のほうだったので、そちらを選びました。

年収交渉の準備はしておこう

面接が進むと、必ず「希望年収はどのくらいですか?」と聞かれます。

最初聞かれたときは相場観がわからなくて、「えっと、とくに決まってません・・・」と答えてしまいましたが、明らかに相手を困らせていたのが目に見えたので、「このくらい貰えると嬉しいです」という答えを用意しておくことをおすすめします。

判断基準の一つになるのは、前職の年収でしょうか。

「前職だとこのくらい貰えていたので、このくらいだとありがたいです」と伝えるといいかなと。前職の年収が1,000万円とかだと別ですが・・・笑

まとめ

未経験からのエンジニア転職の場合、とりあえず年収は300万円から350万円くらいを目安にしておくといいと思います。チャンスがあればそれ以上も可能、くらいに考えておけばいいのかなと。そういう意味では、自分はかなりラッキーなケースだと思います。

ただ、エンジニアは経験を積めばどんどん価値が上がっていく職種ですし、時給3,000円以上の副業案件を受注するのもそこまで難しくないので、最初は低くてもそこまで悲観的にならなくてもいいかもですね。

January 25, 2019 - posted by akashixi