こんにちは、あかしぃです。
実務未経験からエンジニア転職を行う際、ほぼ100%「面接」があります。そしてこの印象次第で合否の有無が決まるといっても過言ではありません。
自分も29歳未経験で転職活動を始めたので、面接でいろんなことを聞かれました。
ただ、最終的に15社くらい(カジュアル)面接を受けましたが、聞かれる内容は大体似通ったものでした。
この記事では、面接の場でどんなことを聞かれ、それについてどう答えたのか、逆に聞かれなかったことは何かなどについて書いていきますね。
目次
まず始めに、自分がどんな経歴の持ち主かまとめておきます。じゃないと、質問の意図みたいなのがわかりませんからね。
自分で言うのもなんですが、なかなか特殊な経歴なので聞かれることはある程度予想できました。
それでも予想外の質問があったりして、少し狼狽えてしまったことを覚えています。
面接と聞くと、お堅い雰囲気の中で進む・・・というイメージがあるかもしれませんが、自分が受けた面接は非常にカジュアルなものでした。
ベンチャー系やスタートアップ系に絞って転職活動をしたため、というのもあるかもしれません。あと、Wantedly経由での申し込みがほとんどだったのも関係あると思います。
また、面接官は人事の人ではなく、その企業で働いているエンジニア、またはCTO(技術系の偉い人)でした。面接時間は長くて30分くらい。
「面接」というより、「面談」といった感じでしたね。テック系企業はそういったところが多いようなので、そこまで緊張せずに「自分らしさ」をアピールできるはずです。
それでは、以下からが面接の場で実際に聞かれたことです。
これはほぼ全ての企業で聞かれました。1分程度でと言われることが多かったですが、あまり時間は意識せず、今までの経歴とエンジニアを目指した理由などを述べればいいと思います。
自分の趣味とか性格については別段話す必要はないかな・・・と思います。
自分の場合は経歴が特殊なので、どうしてその道を選んだのかについて聞かれました。
他分野から転職する場合、就職時にその職を選んだ理由と、今回その職を辞める理由について聞かれるはずなので、答えを考えておきましょう。
就職、転職面接の鉄板ネタですね。
エンジニアを目指そうと思ったキッカケなどを簡潔に話しましょう。
自分は、前職でWebサービスを利用することが多く、自分でも作りたくなったのと、シンプルにプログラミングが楽しかったからと答えました。
Webサービスは一人でも作れるのではないか?と突っこまれましたが、一人では作れないような規模の大きいサービスに関わりたい、チームで開発をしたいなどと答えた記憶があります。
「それ趣味の範囲でできるんじゃない?」と聞かれたときに、どう答えるかを考えておきましょう。ここで説得力のある返事ができないと厳しい予感がします。
自分がエンジニアを目指した理由については、以下の記事で詳しく書いています。
自分はRubyを中心に勉強、開発していたのでそう答えました。
Rubyを選んだ理由としては、
などがあります。
プログラミング言語はたくさんあり、それぞれに大まかな使い道があります。
自分が勉強している言語はどんな開発に使われるのかはざっくり把握しておきましょう。
まぁ、全く使ったことがない言語を採用している会社に面接を申し込むことはあまりないと思いますが・・・。
これは自分にとって予想外の質問でした。ただ、ほとんどの会社で聞かれたので、あらかじめ答えを用意しておくことをおすすめします。
自分は、「10年後も現場でコーディングをして、モノ作りに直接関わっていたい」と答えました。
IT系にはプログラマ35歳定年説というものがあり、ある程度経験を積んだプログラマは一線を退いてマネジメントが業務の中心になる、という風潮があるようです。
ただ、自分はマネジメント系よりエキスパート系を目指したいと思っているので、たとえ40歳になってもコーディングをしていたいという風に伝えました。
今でも質問の意図がよく掴めていませんが、長い目線で自分のキャリアを考えているかどうかを推し量っている・・・のかなと思います。
これも現場経験がないのに、そんなのわかるか!と思ったような記憶があります。
「ユーザー目線で開発に携わりたい。開発して終わりではなく、リリース後のフィードバックを大切にし、データを元に絶えずプロダクトを改善していきたい。」みたいなことを答えました。
これが結構好評だったような気がするので、そのまま使うのもアリかもしれません笑 もちろんなぜそう思うのかの根拠を答えられる必要はありますが。
他に思いつくのは、「綺麗なコードを書き、保守性の高いプロダクトを作りたい」、「エンジニアチームはもちろん、他の部署との連携、コミュニケーションを大切にしたい」などでしょうか。
あらかじめ答えを考えておかないと回答に詰まると思うので、聞かれる前提で準備しておきましょう。
どうしてウチを受けようと思ったんですか?というヤツですね。
自分は会社選びの基準として、
といったものがあったので、それらを伝えました。
冒頭で話した通り、15社くらい訪問していたので、そのことも正直に伝えました。
「多いね!?」とびっくりされましたが、「まだ業界のことを知らないのでいろいろ話を聞かせてもらうために訪問してます」と答えたら、「行動力があるヤツ」みたいな好印象を与えられた・・・ような気がします・・・?
また、面接前にはその会社のサービスに目を通しておくことをおすすめします。というより、そうしないとこの質問にうまく答えられませんからね。
これは100%聞かれるので、最低1つは何か考えておきましょう。
使っている技術についてや、入社した場合にどんな業務を担当することになるのか、などを聞くといいかと思います。
「未経験入社の場合は研修はあるのか?」、「自分以外にも未経験で入社した人はいるのか?」とかを聞いてもいいかもしれませんね。
聞かれると思っていたのに、意外に聞かれなかったことも挙げておきます。
意外なことに、技術についての深い話はほとんどありませんでした。まぁ正直、聞かれても答えられるか怪しいですが・・・。
「Gitを使って開発したことはある?」、「コーディングの際に気をつけていることは?」程度のことは聞かれましたが、多少の開発経験があるなら問題なく答えられるのではないでしょうか。
入社が決まったあと、自分が採用された理由について聞きましたが、「コミュニケーション能力が高く、チームや他部署とスムーズに連携して開発してくれそうだから」とのことでした。
また、実務未経験なので技術力には現時点ではそこまで期待していない、とのこと。いわゆるポテンシャル採用ですね。技術関係についてあまり聞かれなかったのもそういった理由でしょう。
おそらく、実務未経験の時点でポテンシャル採用枠になるので、最低限の技術力を示せたなら、それ以外の強みやスキルをアピールしていったほうが採用につながる気がします。
面接の流れとしては、「一次面接→二次面接→内定」というところが多かったです。
一次でエンジニアやCTOと面接、二次で取締役や役員と面接といった感じですね。
ただ、実質的には一次でほぼ合否が決まっていたとのことです。「取締役や役員は技術関係のことはよくわかんないからね笑」と言っていました。
面接のポイント、というと大げさな感じがしますが、大切なのはあまり緊張しないことだと思います。
幸い、IT系のベンチャーやスタートアップは非常にカジュアルな雰囲気のところが多いので、日常会話みたいなノリで面接してくれます。マナーとかもあまり気にしない人が多かったですね。
なので、必要以上にかしこまった態度で臨むより、多少砕けた感じで話すくらいで大丈夫です。
あと、実務未経験ということもあり、どうしても謙虚になりがちですが、自信を持って受け答えすることをおすすめします。
まぁ、技術関係については虚勢を張ってもバレバレですが、コミュニケーション能力が高いとして評価してもらえます。
コミュ力の高さは採用につながる大きなポイントなので、しっかりアピールしてきましょう。
面接で聞かれることはある程度決まっています。上で書いたことはほとんど全ての企業で聞かれたので、答えを考えておいて損はありません。
また、その回答に対してさらに深い質問がくる、というパターンも多いので、基本的に嘘はつかないようにしましょう。
嘘の回答をすると、突っ込んだ質問がきた際に100%返事に窮します。なるべく本音を話すことをおすすめします。
また、面接は「慣れ」が一番大事です。1回目の面接が壊滅的でも、2回、3回とこなすうちにスラスラ答えられるようになっていきます。
そのためにも、できるだけ多くの企業を訪問し、面接、面談することをおすすめします。
エンジニア未経験ということもあり、一発で内定をもらえることはあまり期待しないほうがいいです。数でカバーしていきましょう。
November 03, 2018 - posted by akashixi